初心者でも分かる!!投資信託編
こんにちは。FP看護師たにれそです。
1月から新NISAが始まり投資を始める人が増えています。NISA制度を利用して個別株式や投資信託への投資がありますがこれから投資を始めるに至ってはNISAや投資の種類について分からない人が多数いることでしょう。たにれその周囲でもNISAを投資そのものと思っている人や個別株式と投資信託の違いが分からない人がいます。NISAについて以前のブログを見て頂ければと思いますので今回は投資信託の基本について解説していきたいと思います。
♢投資信託とは
投資信託とは、多数の投資家から資金を集めて、運用の専門家が株式や不動産などに分散投資してそこで得た利益を投資に分配するしくみの金融商品です。個別株式や国債の購入ににそれなりの金額が必要ですが投資信託なら1万円程度で購入することができ、複数の株式などへ分散投資することができるので初心者が始めやすい投資です。
投資信託の仕組みについて下記の図をご覧下さい。
♢投資信託の投資先
投資信託の仕組みにつては理解したけど投資先はどんなものがあるのか初心者は分からないと思います。ここでは、投資信託の投資先について分類して解説していきます。
〇株式型ファンド
株式型ファンドとは株に投資できる投資信託のことです。そのなかでも日本の株を組み入れる投資信託を国内株式型、先進国や新興国に投資する先進国株式型、新興国株式型があります。先進国はアメリカや欧州、新興国は中国やロシア・インドのことです。
一般的にアメリカの株や全世界株式の投資信託が人気ですが外国に投資する際には株価の変動だけでなく為替の変動によって損益が変わるので注意が必要です。例えば、10年後、株価は変わっていないのに購入時より円高になっているとそれだけで損失が出てしまうのです。
〇債券型ファンド
債券とは国や企業などが投資家からお金を借りる際に発行する借用証書みたいなもので債券を組み入れた商品が債券型ファンドです。債券型ファンドも国内型、先進国型、新興国型に分類されます。
債券は購入すると利息を受け取ることができ満期になると元本が戻ってきますが国や企業が破綻すると元本が戻ってこなくなります。しかし、株式型より値動きが安定しているため株式型よりリスクが少ない分、リターンも多くありません。
不動産に投資する投資信託を不動産投資信託(REIT)といいます。REITは投資家から集めたお金で不動産を保有・運用して得た利益を投資家に還元しています。
不動産投資と聞くとビルやマンションを購入するイメージがあると思いますがビルやマンションを購入するには何億というお金が必要なので会社員には難しいでしょう。しかし、REITに投資すると間接的にはなりますが不動産の大家さんになれるのです。
〇バランス型ファンド
株式・債券・不動産といった資産を1つにまとめて投資できる投信信託をバランス型投資信託といいます。バランス型投資信託の最大のメリットは1つの金融商品を買うだけ分散投資ができることとほったらかしにできることです。投資に手間をかけたくない人にはおススメです。
バランス型投資信託の主流なのが国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産に分散投資するものです。他にも先進国・新興国株式と債券、国内・国外REITを追加した8資産に分散するものもあります。
♢投資信託の運用方法
投資先の次は投資の運用方法についてです。投資信託は投資のプロが運営すると思っている人がいると思いますが運用法につては2種類に分けられるます。その2種類とは「インデックス型」と「アクティブ型」です。
まず、インデックス型とは目標とする指標に連動することを目指す投資信託です。目標とする指標というのは国内ですと日経平均株価やTOPIX、米国ではS&P500のことをいいます。例えば、日経平均株価と連動するインデックス型投資信託を購入した場合、日経平均株価が上がれば購入した投資信託も値上がりします。
次に、アクティブファンドについてですが目標とする指標に連動するインデックス型に対してそれを上回る運用成果を目指すしている投資信託をいいます。アクティブ型はプロがが銘柄を選定するなどに手間がかかるのでインデック型と比較すると運用管理費用が高くなる傾向になります。運用管理費用については手数料の項目にて説明します。
では、インデックス型とアクティブ型の2つの内どちらを選べばいいのでしょうか?一見するとアクティブ型の方が儲かると思いますが過去の成績からみると指標を上回るのは難しくインデックス型の方が利益があります。また、アクティブ型は運用管理費が高いため初心者には「インデックス型」の購入が良いと思います。ただ、金融商品の中にはアクティブ型がインデックス型より利益を上げているものもあるので一概には言えないのも実情です。
♢投資信託にかかる手数料
投資信託を購入すると、購入時・保有時・解約時(売却時)にそれぞれ手数料がかかります。
まず、購入時にかかる「購入時手数料」ですが手数料は0~3%程度が一般的できです。購入時手数料は投資信託購入代金から差し引かれます。
次に、保有中にかかる「信託報酬(運用管理費)」ですが0.2~3%程度がの手数料が毎日差し引かれます。
最後に、解約時にかかる「信託財産保留額」です。相場は0~0.5%程度です。
最近の投資信託では購入時手数料や信託財産保留額が無料の投資信託が増えており、積立NISAやiDeCoなら購入時手数料が無料になるので重視すべきは保有中にかかる信託報酬です。信託報酬は保有中に毎日、投資信託の資産から差し引かれるので投資期間が長くなると多くの手数料がかかり利益が少なくなるのでできるだけ手数料の安い金融商品を選ぶようにしましょう。
♢投資信託の購入
実際に投資信託を購入するにはまず、銀行や証券会社に証券口座を開設するところから始めましょう。銀行・証券会社・保険会社などたくさんありますがネット証券がおススメです。ネット証券は店舗を持たず、インターネット上で営業を行う証券会社のため店舗の維持費や人件費がかからないた分、手数料が安いのが特徴です。先ほども説明しましたが信託報酬は毎日かかるため、手数料が安い方がおトクなのです。
ネット証券にもたくさんの金融機関があり、金融機関によって取り扱い商品が異なるので自分の買いたい商品がある金融機関を選ぶことが大切です。
ちなみに松井証券ですと取扱商品の幅が広く、手数料も安くなっているだけでなく無料でサポート体制が受けられるので初心者にはおススメです。
♢まとめ
・投資信託は運用の専門家が株式や債券、不動産などに投資して得た利益を分配する商品で株式型・債券型・不動産・バランス型ファンドがあり少額から投資を始めることができかつ分散投資もできるので投資初心者むけの投資です。
・運用にはインデックス型とアクティブ型があり迷っている人は手数料が安いインデックス型を選ぶ方がいいでしょう。また、過去の成績よりインデックス型の方が利益が出ている傾向にあります。
・投資信託には手数料が発生し、特に運用中にかかる信託報酬(運用管理費)が安い金融商品を選ぶと良いです。
・ネット証券で金融商品を購入すると手数料が安く設定されているのでネット証券に口座を開設する方がおトクです。
今回は、初心者向けに投資信託の解説を行いました。何から、初めて良いか分からない人はまず、ネット証券の口座を開設して色々な金融商品を探してみるところから始めてみてはいかがでしょう?