FP看護師たにれそブログ

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円高・円安とは何? 円安時にできる対策!!

こんにちは、FP看護師たにれそです。GWも終わり普段の生活が始まる中、ニュースなどで物価高や円安についてよく見かけたと思います。そもそも、「円高・円安って何?」「円安だと何が悪いの」「じゃあ、円安になっている現在、自分たちはどうすればいいのか?」と不安や疑問に思っている人のために本日は円高・円安(為替)についてと円安時の対策について書いていこうと思います。

 

 

為替相場について

みなさん、ニュースなどで「本日の為替相場は1ドル150円で円安ドル高です」というような言葉を聞いたことがあると思います。まず、為替相場について解説します。

外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。簡単に言うと円高とは円の価値が高いことで円安とは円の価値が低いことを言います。日本の景気が良く円の需要が高まると円高になり、逆に景気が悪いと円の需要が低くなるので円安となります。

例えば1ドルの物を100円で買えていたとしましょう。それが1ドルの物を90円で買えたらどうでしょう?10円得しましたよね。これが円高です。

逆に1ドルの物が110円になったらどうでしょう?同じ1ドルの物でも10円多く払わないといけませんよね?これが円安です。

♢円安の原因

現在、為替相場は1ドル=150~160円台であり円安ドル高となっています。なぜ、円安状態が続くのか?為替の変動についての原因は様々あります。

まず、日本の景気が良くなく経済成長が停滞し金利が低いということです。逆にアメリカは景気が良く経済成長も著しく金利も上がっています。なぜ、金利が低いと円安となるのか?

答えは簡単です。金利の低い所の通貨より高い所の通貨の方がお金を預けていても増えるからです。また、アメリカは当分、金利を下げる予定はないとのことでドルの需要は続くと考えられます。

他にも中東情勢の不安定による原油高の高騰などの原因もあります。

♢円安の影響

じゃあ、円安の状況でどんな影響が出るでしょうか?これはみなさんもご存じだと思いますが物価高です。円安になると輸入品が高くなります。(1ドル100円で買えていた物が110円になるからです)。輸入品が高いと言うことはそれを仕入れる値段も高くなるので物価が高くなるわけです。特に日本は食品や産業の部品に至るまで輸入に頼っているため円安の影響も強く受けるのです。

他には海外旅行も値段が高く行きづらくなったりもします。では、国内旅行はどうでしょう?外国人旅行者が増えていますよね。それは、海外の人にとって日本が安いからです。ただ、外国人が多く来るのでホテルなどの旅行業者は外国人用に値段を上げるので日本人は国内旅行も行きづらくなっているのが現状です。

♢自分たちができる対策

円安について辛いことを書きました。不安になったかもしれません。しかし、大丈夫です。自分たちができる対策しついてお話します。

〇外貨資産

日本円だけでなくドルやユーロなどの外貨の資産をもつことです。外貨の資産を所持することで円安に対応することができます。ただ、円安だからといって全額を外貨に替えるのはリスクが高いので控えましょう。

株式投資

株式投資は現金を置いておくより配当金などで資産を増やすことができるので円安状態に強いと言えます。ただ、個別株に投資すると失敗するリスクもあるので投資信託のような分散して投資できるものに少量ずつ積み立てて投資していく方がいいでしょう。積立NISAを活用しましょう。

〇現物投資

お金や株式などではなく物に投資することです。例えば、金などがあります。

対策についてですがいきなり貯金を全部使うようなことはやめましょう。上記の3つにもリスクはあります。生活資金を確保し、余剰資金でコツコツと分散して行うようにしましょう。