FP看護師たにれそブログ

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比較的リスクが低い債券

みなさん、こんにちは。FP看護師たにれそです。

本日は投資商品のひとつである債券についてです。

債券とは国、地方公共団体、会社などが投資家からお金を借りるときに発行する「有価証券」のことですがこれだけではよく分からないと思いますので詳しく説明していきたいと思います。また、なぜリスクが低いのかについても説明していきます。

 

 

♢債券とは

・債券の特徴

先程も言いましたが債券とは国、地方公共団体、会社などが投資家からお金を借りるときに発行する「有価証券」のことで主に国が発行する国債地方公共団体が発行する地方債、企業が発行する社債があり、預金より金利は高めです。

債券は期間と金利は決まっていますが、期間中に売買することができます。しかし、買った値段より売った値段が低いときは損をするリスクがあります。ただ、値動きの幅が株式に比べれば小さいため利益が少ない分、リスクも低いのです。

リスクは債券の種類や発行体によって異なり安全性の高い債券ほど金利は低く、金利の低い順から国債、地方債、社債となります。

・債券の仕組み

債券を購入すると、発行した国や会社が毎年決められた利率の利息を購入者に支払います。

※購入しても債券という券は送られてきませんが取引報告書が郵送されてきます。

 

国債

債券の中で有名なのは国債です。国債とは国が発行する債券のことで国債を購入するとういうことは自分が国にお金を貸すということになるのです。

国債には販売を個人に限定した個人向け国債があります。個人向け国債は期間中に価格が変動することがなく実質、元本保証です。金利についても固定と変動金利を選ぶことができます。

金利については2023年9月発行時では固定3年で0.05%、固定5年で0.21%、変動10年で0.43%となっています。3種類とも、最も低い金利が決められておりそれ以下にはなりません。

金利時代のおすすめは変動10年の国債です。半年ごとに適用利率が変わりその時々の受取利息が増減します。金利の変動はありますがが固定よりは基本的に金利が高いからです。

♢債券のリスク

債券は安全なの??と聞かれると必ず安全ではないと言えます。一般的な債権はリスクは低めですが中にはリスクの高い債券もあります。為替変動の影響を受ける外国債券などがあります。

では、債券にはどんなリスクがあるのでしょうか?

・価格変動リスク(金利変動リスク)

価格変動リスクとは、市場金利の変動に伴なって、債券の価格が変動するリスク。市場金利が上昇すると、債券価格が下落し、利回りは上昇します。一方、市場金利下落すると債券価格が上昇し、利回りは下落します。※利回り=収益率のこと

 

・信用リスク

信用リスクとは、債券の元本や利息の支払いが遅延したり、その一部または全部が支払われないリスクのことです。信用リスクの目安として格付けがあります。

信用格付

AAA→AA→A→BBB→BB→B→CCC→CC→C→D(高い順)

格付けの高い債券ほど価格が高く、利回りが低く、格付けが低い債券ほど価格が低く、利回りが高くなります。

BBB以上を投資適格債、BB以下を投資不適格債と言います。債券購入時の目安としてみてください。

 

流動性リスク

流動性リスクとは債券の取引量が少ない場合、途中で売ろうとしてもすぐに売れなかったり、希望の価格で売れないことです。

 

・カントリーリスク

カントリーリスクとは、その国の政治、経済などの情勢からみた国の信用リスクを言います。アメリカや日本といった先進国は信用リスクが低いということです。

♢まとめ

・債券のリスクは発行体により異なるが値幅の動きが小さく利益が少ないがリスクも低い。

国債、地方債、社債の順でリスクは低く、個人国債変動型10年がおすすめ。

以上が債券についてでした。もし、余裕資金があり銀行に預けているのでしたら少額からでもいいのでリスクの低い個人型国債を買ってみてお金が増えるのを実感してみてはいかがでしょう。債券の取引もネット証券がおすすめですので証券口座をお持ちでない人も一度、口座を作ってみるところからでも始めてみましょう。