こんちは。FP看護師たにれそです。
本日のテーマは「株主優待制度」です。テレビ番組「月曜から夜ふかし」でおなじみの桐谷さんで有名になった制度です。「株主優待制度」について知らない方のために株主優待制度の魅力について解説していきます。
♢株主優待制度とは
一定の株式を保有する株主に対して企業が自社の商品やサービス、割引券などを提供する制度のことです。例えば、飲食店経営の会社の株を所持しているとその飲食店の割引券をもらえるということです。この株主優待制度は日本独自の制度です。
・リスク分散するほど良い
リスク分散とは1つのものに集中せずに分散して投資すれば値下がりしてもほかでカバーすることができリスクを最小限に抑えることができることです。例えば20万円の資金があったとします。20万円全てを1つの会社に投資するより5万円の会社の株を4つ買った方がリスク分散できるのです。また、株主優待制度を実施している会社であれば4つの優待品を受け取ることができるのでリスクを分散できるだけでなくおトクになるのです。
・税金がかからない
株を所持していると配当金がもらえますが配当金には20.315%の税金がかかります。1000円の配当金が入ると800円程度しかもらえませんが優待品には税金がかかりません。例えば、QUOカードを優待品として出している企業が多いのですがこれには税金がかかりません。1000円のQUOカードはそのまま1000円の価値を持つのです。
・暴落の心配が少ない
優待目的の株主は、長く株を保有する傾向にあります。その結果、優待を出している企業の株価は安定し暴落の危険から遠ざかります。また、不祥事が起きたとしても暴落しにくいのです。数年前にマクドナルドが不祥事を起こした時も優待目的の株主が株を売らなかったためマクドナルドの株価は下がりませんでした。
♢株主優待の始め方
・証券口座を作る
優待株などの株式を売買するには証券口座の開設が必要です。現在、多数の証券会社が存在しますが手数料のかからないネット証券がおススメです。ネット証券と言っても色々あります。有名なところでは、松井証券、SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券など様々です。各証券会社には特徴があるので自分に合った証券会社を見つけましょう。
証券会社を決めたら口座開設です。ネット証券ならホームページにアクセスし「口座開設」をクリックすると名前や住所など入力するページが表示されるので指示に従って入力しましょう。すると、入力した住所に後日、申込用紙が郵送されてきますので漏れがないように記入し返送すると2週間程度で口座開設となります。口座開設後は入金すればいつでも株式の売買が可能です。
・「一般口座」か「特定口座」
口座開設の申込用紙には「一般口座」か「特定口座」を選択する欄があります。さらに特定口座は源泉徴収「あり」か「なし」に分かれます。
一般口座の場合、売買の集計を自分で行い確定申告をしなければなりません。しかし、特定口座の源泉徴収ありにしておけば証券会社が売買の集計を行い税金も利益が出るたびに徴収されます。特定口座の源泉徴収なしは証券会社が集計を行い自分で確定申告を行うものです。あとは個人の判断に分かれる所ですがめんどくさい人は特定口座の源泉徴収ありにしておけばいいでしょう。
♢まとめ
・株主優待を実施している株式をリスク分散して所持するとおトク。
・優待品には税金がかからない。
・株主優待を実施している会社の株価は暴落しにくい。
・証券口座はネット証券を利用すると手数料が安い。
・口座には「一般口座」と「特定口座(源泉徴収あり)」、「特定口座(源泉徴収なし)」がある。最初は「特定口座(源泉徴収あり)」がよい。
たにれそは野球とゴルフが好きなので野球観戦の割引券やギフトカタログもらえるオリックスとスポーツデポやゴルフ5などの店で使える優待券がもらえるアルペンの会社の株を所持しています。年に1回4000円分でゴルフ用品を買ったり、プロ野球を割引額で観戦して楽しんでいます。みなさんも自分の好きなことに関する優待を探してみるのもいいでしょう(ブログや雑誌に優待株情報があります)。
以上、株主優待制度についてでした。最後までありがとうございました。
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